鹿男的世界。(追記あり。)
正しくは「万城目ワールド」。
読めないひとのために「まきめワールド」。
原作も読んでいないかたもおられるので、敢えて詳しくは書かないが、ざっと概略を言うと、京都大・京都産業大・立命大・龍谷大が、ある“特異な”競技でおこなう対抗戦をめぐる、京大生の物語。
当然ながら「鹿男あをによし」同様の歴史的奇想天外物語が展開するのであるが、驚くべきは、たいがいはフィクション小説に出てくる会社やら学校は架空であるもんやけれど、京都の4大学が実名で登場していて、映画でもわざわざ協賛をとりつけて、そのまんま実名で登場してしまう。
これはまたとくに関西人には鹿男なみに、さもありなん、リアリティな世界に引き込まれてしまう。
上映が楽しみであるけれど、「鴨川ホルモー」にはすでにスピンオフ作品「ホルモー六景」が書店に並んでいる。
「ホルモー六景」は「鴨川ホルモー」の物語の主要な出来事の伏線の物語、同時進行の物語がまとめられている。
「ホルモー」本編ではハミゴにされた同志社大の関係者の溜飲を下げてくれる展開もある。
また万城目さんの作品については、かねてより京都、奈良の物語に続いて、予定通り、新作の大阪の物語「プリンセス・トヨトミ」もいよいよ店頭に並んだ。
大阪を舞台とする「プリンセス・トヨトミ」も、とくに大阪市民には、もう目前で展開するかのようなリアリティで、大阪市民でなかろうが、「鹿男」が奈良ブームを起こしたような、現地へ足を運ばせたくなるムードが満々だ。
ところで「ホルモー六景」と「プリンセス・トヨトミ」には、原作あるいはTVで「鹿男あをによし」のストーリーを知っているひとだけがおぉっ、と楽しめるエッセンスが含まれている。
「鴨川ホルモー」から順番に読んでおられるかたにはもちろんだが、個別の単作品だけ読んでいるかたにはわからない。
鹿男ファン、読者に向けた巧妙な特典である。
さて京都、奈良、大阪とつづいた万城目作品であるが、個人的には是非、つぎは神戸で港にまつわる話をお願いしたいものだが、3都市は万城目さんの幼少~学生時代の生活圏なので、それを望むのはやっぱし無理かなぁ。













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